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2015年2月11日水曜日

あわじ浜離宮(後編)




部屋の窓から眼前に広がる瀬戸内海。
そろそろ夕方の時間なので、夕日が眺められるかと期待しましたが、あいにく雲が厚く見ることはできませんでした。しかし空の色が刻々と変化していく様をゆっくりと眺めながら、冬の瀬戸内海を堪能することができました。

着いたらたらまずは露天風呂に入ることを決めていたので、さっそく入りました。
宿泊した部屋には露天風呂が付いていたのでもうがまんできずにザッバーン。
風除室のすぐ外は屋外。極寒の中、頭だけ出して肩までつかる露天風呂は身体の芯まで暖めてくれて「ふぁ〜」というしかありませんでした。「これこれ、これがしたかってん」
両手でお湯を顔に浴びせながらそう呟いていました。
その露天風呂がこちら。
大浴場の露天風呂も風情があって良かったのですが、客室のこの露天風呂があまりにも良かったので帰るまでに何度も何度も入りました。


そして風呂あがりの一杯はこちらの地ビール、『あわぢびーる』
「うまい!」ピルスナータイプでキレがありとても飲みごたえのあるビールです。
夕食まで少し時間があったので1階のロビー周りを散歩することにしました。温泉大浴場の前に湯上がりさじきがあり、すぐ横にマッサージチェアが設置されていました。もちろんさっそく試してみることに。「どれどれおまかせもみコース、これやな」と、15分間の極楽時間を頂きました。

「これ、家に欲しい〜」本気で思いました。

「ずっと座っていたい」そんな気持ちにさせるマッサージチェアでした。

さていよいよ夕食の時間がきたので、『旬房 新淡』へ。
ひれ酒で始まる淡路島3年とらふぐのコースをいただきました。総料理長の鳥嶋氏の談によると、「淡路島3年とらふぐは肉厚で抜群の食べ応え、味わいは天然ふぐにも全く引けを取りません。大ぶりの白子、厚みのあるてっぴ、身離れよく旨みたっぷりのてっちり、そして、てっさは十分に寝かせて最も美味しい頃合いをみてお客様にご提供しています。締めの雑炊は、ふぐ料理を頂く幸せを感じるひと時です」
まさにその通りで、最後の最後まで飽きさせない料理を味わうことができました。


あわじ浜離宮、また訪れたい宿としてリスト入り確実です。

2015年2月10日火曜日

あわじ浜離宮


2月9日ニクの日、もとい、フクの日。今年一番の寒波でありえない寒さの中、何年ぶりかの淡路島への一泊旅行を決行したのです。きっかけは「温泉行きたいわぁ〜」という嫁の何気ない一言でした。
近場で行ける所といえば、有馬温泉が有名過ぎですが、城崎は少し遠いし、有馬もなぁ〜というのが正直な気持ちでした。さっそく楽天トラベルや、トリップアドバイザー、一休ドットコムなどのサイトを物色して探しました。その中から浮上したのが淡路島だったんです。淡路島といえば、京阪神に住んでる人からすればもうあの温泉ホテルがすぐ頭に浮かんでくるし、あのメロディーがすぐ口ずさめるくらい有名なアレ。
♪「ホテルニュ〜あわ〜じ〜」♫
今は、まさにシーズンなので、人気なのは空室情報を見ても明らか。と、あきらめかけたときグループ施設のリンクをクリック。「あわじ浜離宮」。んっ!これは。
ホテルニューあわじ別邸というコンセプトのもと、2013年12月にオープンしたばかりの比較的新しい施設に目が止まりました。場所は洲本市の隣り、南あわじ市に位置し、慶野松原海水浴場に隣接しているので目の前がすぐ海なのです。瀬戸内海を西向きに眺めるロケーション。さっそく空室情報を確認して予約。月曜日の平日だったので希望の部屋を選ぶことができました。
交通手段はJR三宮駅のすぐ、ミント神戸から発着している高速バス「みなと観光バス」を利用しました。1時間おきに出ているので分かりやすく、所要時間も70分。「陸の港西淡」で下車すると、あわじ浜離宮の送迎車がお出迎え。乗り継ぎもスムーズにあっという間に旅館へ着きました。
館内は1階のロビーから3階まで吹き抜けで開放感がハンパないというのが第一印象でした。客室係に案内されて、3階の「祥」という部屋へ。

そこは想像していた以上の空間が広がっていました。(続)