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2010年10月20日水曜日

ウイスキーはお好き?



堂島のサントリーのビル
1階にできたアンテナショップ

「ウイスキーがおすきでしょ♪」と歌う竹内まりあの曲をテレビCMなどで耳にした人は多いだろう。女優の小雪が出演したCMの影響もあってか、ハイボールの人気が高まって久しい。その代表ともいえるウイスキーがサントリー角だ。
角を販売するサントリー大阪本社のビルの1階にWHISKEY SHOP W.というアンテナショップができた。ここではサントリーが取り扱う全てのウイスキーが紹介されている。
そして店内ではゆっくりと試飲ができるバーコーナーが設けられており、飲み比べができるようになっている。
こうした背景もあってか今度はトリスハイを流行らせようとしているのか、そこら中でトリスウイスキーの宣伝を見かけるようになった。往年の方々にはなじみがあるトリスウイスキーだが、若者にはピンとこないような気がするがどうだろう。
私がお世話になっているBARのマスターの話によると、角の人気にともなって生産がおっつかなくなり、替わりにトリスでカバーしようとしているのではないか、ということらしい。
それが本当ならウイスキーは今結構飲まれているということなのか。
ちょうど20年くらい前、私が働いていたBARでもっとも飲まれていたお酒はバーボンウイスキーだった。バーボンとはほぼアメリカのケンタッキー州で製造されているものをいう。
日本のウイスキーはどちらかというと、スコッチウイスキーに近い。サントリーの山崎などはシングルモルトのウイスキーでもかなりレベルの高い、世界に誇れるウイスキーといっていい。白州もしかり。
私がバーボンにはまっていた頃は日本はちょうどバブルまっただ中で、皆浮かれまくっていた頃だ。とにかくかっこつけてロックでガンガンに飲んでいたのを今でも思い出す。
最近のハイボールの飲まれ方はどちらかというと、居酒屋とか、焼き鳥屋とか、そういう飲食店で提供されるものを想像する人が多いと思う。しかし、本物のハイボールのおいしさを知ったらさぞ驚くに違いない。
一度それなりのオーセンティックなBARでハイボールを注文してみるといい。ますますハイボールが好きになっていくと思う。

2010年10月19日火曜日

Underground

時色


天満の事務所から歩いて3分くらいのところにあるいい感じの喫茶「時色」。
路面店ではなく、古いビルの2階というロケーションなので、見逃してしまいそうになる。
201のプレートがついているちいさな扉を開けるとこじんまりとしたなんともいえないほっこりとした空間が出迎えてくれる。
店主のつかだよしひろさんの人柄が、そのままお店にあらわれているような素敵なお店。
小学校の教室を思わせるディティールと、つかださんが選んだセンスのいい古本が棚にところせましとたくさん並んでいる。
ほどよいボリュームで音楽がお店にとけこみ、すーっと席へといざなってくれる。窓際のカウンター席にすわろうか、手前のテーブル席にしようか、それとも奥のテーブルにしようか、迷ってしまう。
コーヒーや紅茶、手作りのサンドイッチなどのメニューをいただきながら、併設のギャラリー(壁を利用したもの)の作品を楽しむのもありだ。
また貸本をしており、図書カードを作れば1冊200円で2週間まで貸りることができる。



時色
06-7174-0234
大阪市北区天神橋1−1−13 小西ビル201
営業時間 12:00〜19:00(金・土は〜21:00)
定休日 月・火

地下鉄谷町線 天満橋駅②号出口から橋をわたって徒歩10分

2010年10月9日土曜日

IMAGINE PEACE TOWER

今日は、John Lennonの生誕70周年の記念日である。
世界中でさまざまなイベントがおこなわれている。ここ日本でもラジオのFM各局で特集が組まれていたり、ライブイベントなども開催されている。
特筆すべきは、YouTubeのロゴやGoogleのロゴまでもがJohnをモチーフにしたものになっていることだろう。それだけ世界中の多くの人に今も愛されつづけている所以だろう。
そのジョンの妻であるアーティスト、オノ・ヨーコ氏が建設したアイスランドのレイキャビクにある、IMGINE PEACE TOWERに光が灯る。
ここ日本は明日10月10日午前4時45分だ。
まっすぐ天に向かって放たれるその光は、世界平和を望んでいたジョンの祈りそのものを象徴している。
「想像しなさい」とよびかける歌詞ではじまる「IMAGINE」。9.11以降平和へのメッセージソングとしての色が濃くなっていると思う。
静かに祈りつつ、ジョンの生誕を祝いながらIMAGINE PEACE TOWERの点灯を待とうと思う。

「想像してごらん、天国はないって。その気になればたやすいことだよ。僕らの足元には地獄もなく頭の上には空があるだけ。
想像してごらん、みんなが今日のために生きているって...
想像してごらん、国境なんかないって、それは難しくなんかないよ。国や宗教のために殺し合ったり死ぬことはないよ。
想像してごらん、みんなが平和の中で生きているって...
君は僕が夢追い人だと思っているんだろ。でも僕はひとりじゃない。
いつか君たちも一緒になって世界がひとつになってほしい」

DORIAN


シンガーソングライターの七尾旅人つながりで、ツイッター経由でその存在を知った「DORIAN」。
この「Melodies Memories」がデビューアルバムとなる、クラブミュージックの新鋭だ。
ジャケットを見て、80年代西海岸ディスコサウンドを思い出す人は30代後半から40代のいわゆるバブル世代か。
もともと七尾旅人のシングル「Rollin'Rollin'」を聴いて「やけのはら」というラップアーティストの存在を知って、楽曲に参加していたことが興味をもったきっかけだ。
そのシングルのリミックスバージョンの5曲目で「Rollin'Rollin'(ドリアンの終わらないアーバンソウル)」という曲で「DORIAN」の名前がインプットされた。
アーバンソウルって今どき使うかと思って聴いてみるとこれがまたカッコイイじゃないか。
大好きなR&Bのアーティスト、Maxwellを彷彿させるそのトラックに耳が釘付けになった。
こいつはただものじゃないぞ、と自分のなかで要チェックとなった次第である。そしてその前に七尾旅人のニューアルバムが発表され、そのなかの楽曲「検索少年」のアレンジとミックスを「DORIAN」が担当した。もうそれだけで音楽性がなんとなく分かるような気がした。
レイ・ハラカミのようなエレクトロニカサウンドを80年代風にリ・アレンジ、現代のクラブミュージックとして甦らせた「DORIAN」のサウンド。どこか懐かしくもあり、新しくもあるというサイクルミュージックの先鋭。
「第4土ヨー日」でおもいっきりかけさせてもらったが、どこまで伝わったかなというのが現状である。
まだまだマイナー感が否めないが、七尾旅人しかり、こういうアーティストがもう少し評価されるようになれば、日本の音楽業界も面白いのになあと願う次第であった。

バジルと菊とコスモスと

草ぼうぼうの状態からまずはスタート


家の庭でひっそりと始めた菜園。花とハーブを植えました。
バジルと菊とコスモス。
成長が楽しみです。

2010年10月2日土曜日

遺伝子

今日、この声を聴いて鳥肌がたったのは僕だけではないだろう。
正真正銘の遺伝子を受け継いだその声はまさしく尾崎豊だった。
尾崎祐哉 21歳。父である尾崎豊の「I LOVE YOU」をカバーしている。ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのCMソングだ。ナレーションも尾崎祐哉が自らしている。

「見ていてください、お父さん」

今後の決意とも受け取れるセリフが胸にグッとくる。
2歳という幼さで父を亡くし、記憶などほとんどないだろう。
マスコミや世間のさまざまな噂や雑多な情報が思春期の彼に重くのしかかっていたことは、容易に想像できる。それだけにあまりにも偉大な父のプレッシャーがあったことだろう。
今回メディアに進出することはそうとう大きな決断があったのかもしれない。
だが、この歌声をもう一度聴いてほしい。誰もがその歌声に多くの人を感動させるポテンシャルがあることを認めるだろう。
今後どういう活躍をしてくれるのか注目していきたい。