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2010年11月28日日曜日

おなかすいたなー。お魚もいいけどおケーキもよろしいな。展

イラストレーション:イッキーノン

雑貨屋猫リズムの店主にしてイラストレーターのイッキーノン氏の個展「おなかすいたなー
お魚もいいけどおケーキもよろしいな。」展が近くおこなわれる。
今年のクリスマスで鉄道広告社ビルでの営業が終了するという猫リズムの最後の企画展だ。
期間は12月1日〜12月25日まで。
場所はおなじみ天満の古ビル、鉄道広告社ビルの2階。
会期中の時間は14時から18時まで営業する。(不定休)
とてもかわいいイッキーノンのイラストが観れるのはもうすぐ!
ぜひ、いってみてくださーい。

http://necori.com/もチェーック!

2010年11月24日水曜日

明石焼きとアウトレットパーク

神戸の垂水へ行ってきた。駅前の明石焼きの店「蛸平」で昼を食べる。ふわふわのたまごにぷりっぷりの大蛸。ダシのうまさも格別だった。とても寒かったので酒をかんで頼もうとしたらおかみに「酒は5時から」とばっさり断られた。すかさず「じゃ、ビールで」と肩を落としながら注文。酎ハイとビールがよくてなんで酒があかんねん、と思いながらもこの店にはこの店のルールがあんねんな、と抑えた。昼どきということもあって狭いカウンターだけのお店はひっきりなしにお客さんであふれていた。地元に根付いた店の底力を感じながら店をあとにした。
蛸平とは真逆の存在である「三井アウトレットパーク」は駅から歩いて10分くらいのところにある。祝日のせいかたくさんの人で賑わっていた。いったいこの人たちはどの方面からきている人たちなのだろう。素朴な疑問がわく。
車で来る人がほとんどだろう。駐車場は満車に近かったように思う。子供連れの家族や若いカップルたちがショッピングと食事をおもいおもいに楽しんでいる。西側には明石大橋が見える。淡路島がすぐそこだ。ロケーションは素晴らしいが、この日の寒さは尋常ではなかった。散歩している犬がうらやましい。
furanc furancでスープにもグラタンにも使えるココット皿を買って帰った。
さっそくスープを作って食べることにした。一つ前の写真がそれだ。とても深い味わいでうまかった。やはり鶏ガラからダシをとって作ったスープは最高だ。

2010年11月19日金曜日

イタクラヨウイチ イラスト展 ~moment~




新たなファンタジーの世界へ扉を開いたのか、イラストレーター・イタクラヨウイチ氏の個展が天王寺のギャラリー「SoHo Art Gallery」でおこなわれる。
これまでも数々の作品で楽しませてくれていたが、今回の新作ではどのような世界を描いてくれているのか注目したい。


イタクラヨウイチ イラスト展 ~moment~
11月23日(火)〜11月28日(日)
12時〜19時 (日)のみ17時終了

SoHo Art Gallery
大阪市天王寺区生玉町9−18 SoHoビル1F
TEL 06-4394-7456
http://sohoartgallery.blogspot.com/


AppleとBeatles

(C)Apple Corps Ltd.


Appleが予告していた「特別な発表」の内容が明らかになった。
Beatles(ビートルズ)のアルバム・楽曲のデジタル配信がiTunes Storeで世界同時に開始されたのだ。日本は11月17日午前0時からだった。
今までデジタル配信で販売されていなかったのかと意外に思う人も多いかもしれないが、ビートルズの楽曲はこれまでiTunes Storeはもとより、Napsterなども含め一切オンライン配信はされていなかった。だからAppleは忘れられない一日になるとまで言っていたのだ。

世界的にみて今、音楽業界はCDが売れなくなってきている。特にアメリカは、タワーレコードも潰れるくらいだから相当厳しい状況にあるといっていい。
しかし、ビートルズだけは別格というか、化け物というべきか、2009年9月にリリースされたボックスセット「The Beatles Stereo Box Set」はアメリカで300万枚以上、同時発売された「The Beatles in Mono」は100万枚以上という高価なCDのボックスセットとしては異例の驚異的な売り上げをあげていて、年間にアメリカで3番目にCDが売れたアーティストとなっている。解散から40年近くを経てもだ。

今回のiTunes Storeでの配信開始は、ビートルズの権利を管理するアップル・コアとAppleとの長年のあつれきを考えると懐具合の厳しいEMIの苦肉の策ともとれるのだが、楽曲が売れるのは明白で起死回生をはかれるかもしれない。
そもそも音楽を聴き始めたころにはもうCDを買わずにデータで購入してきた若い世代から、ビートルズは若いころに腐るほど聴かされてきたしCDを買うほど思い入れはないが、
ワンクリックで曲単位で気軽に買えるなら懐かしさからつい手がでる、というようなオールドマイスターまで、CDではカバーしきれなかった新たなユーザー層へもリーチできることも考えられる。
オンラインの音楽配信のシェア80%以上をiTunes が占める現在、今回の動きはいわば、事実上の「オンライン配信解禁」である。
ビートルズの曲をiTunesで配信することは、レコードからCDへ、CDからデータ販売へという音楽販売の形態の変遷の上でマイルストーンと呼ぶにふさわしい出来事といえるかもしれない。
Appleが「忘れられない一日に」と予告していたのも、今後の歴史的な流れを考えるとあながち誇張ではないかもしれない。

2010年11月18日木曜日

ひとこと

 
僕が求めているのはほんの何気ない優しいひとことだよ。
そのひとことが君には分かるかい?
ひどく落ち込んだとき、からだがしんどいとき、仕事がうまくいかなかったとき、人と折り合いがつかなかったとき、親しい人が不幸にあったとき、いろんな状況のなかでこころが折れそうになったとき、たったひとことでいい。そのひとことでこころがすぅっと、救われるんだよ。楽になれるんだよ。そのひとことが君には分かるかい?
分かるなら、言ってごらん。君もこころが、すぅっとするから。

2010年11月2日火曜日

スープ・オペラ



阿川佐和子原作の同名映画
スープ・オペラ

エッセイストとしても、キャスターとしても活躍する阿川佐和子の同名小説の映画化『スープ・オペラ」を観てきた。
ひょんなことから男性二人と共同生活することになった独身女性のドラマ。
三人を結びつけたのが、お金はかかってないけど、栄養満点の鶏ガラスープ。親のように育ててくれた叔母ゆずりのレシピで作ったものだ。
その叔母がある日突然男をつくり、家を出て行ってしまい、ぽっかり空いた主人公のルイの心を埋めたのはスープが縁の二人の男。自称画家の怪しい風貌のトニーと、友人が務める雑誌社の編集部でアルバイトをするいつも笑顔が印象的な康介。
奇妙な三人暮らしが始まる。
奇妙だが心地いい関係がしばらく続く。きちんとごはんを作り、一緒に食べることが明るく生きるバロメーターになる。
しかし、勢いで康介と男と女の関係になったとたん、三人の関係もじょじょに崩れていき、
トニーの父親疑惑も重なって、ばらばらになってしまう。
途中で何度も挿入されるアコーディオンとヴァイオリンとオーボエの楽団の演奏や、猫のかわいさも相まって、スープと薄いハムカツとメルヘンチックな映像が妙に心にぐっとくる。
ゆるい演出効果を堪能して、人の温かさをじんわり感じられればそれだけで、観た価値はある映画だ。

大切にしたい人がいる。
思いはいつもつながっている。
きちんとごはんを作ること。
だれかと一緒に食べること。