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2010年12月21日火曜日

聖母マリア


もうすぐキリストの生誕、クリスマスがやってくる。ここ日本ではクリスチャンでもないのにやたらと盛り上がる人がいる。
あたりまえのことだが、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の記念日であり、祭日だ。本来は神の子が人となって生まれてきたことを祝うのがその由来であり、そのキリストの母であるマリアの像が上の写真である。
私は、幼少の頃、保育園に通っていた。その保育園の名は「一麦保育園(いちばくほいくえん)」といい、カトリック系の施設であった。チャペル様式の建物の中には、聖母マリア像が鎮座していたと記憶する。
毎朝、礼拝をしてお祈りをしていた。たしか、食事の時も手を合わせお祈りしていたと思う。「感謝してきょうの食事をいただきましょう」と園長先生がおっしゃっていたことを懐かしく感じる。
そんな神聖なキリストの生誕を祝う記念日が、いつのまにかスペシャルなイベントとして、盛り上がらなければいけないプレッシャーに、誰もが悩まされてきたような気がする。
さすがにここ数年は不景気で、バブルの時のようなアホな馬鹿騒ぎをする輩は減ってきたが、まだまだ引きずっている人がいるのも興味深い。年末ということもあって酒で醜態をさらけだす人も少なくない。
酒といえばこの時期やはりシャンパンだろう。スパークリングワインもいたるところでポン、ポン、抜かれている。最近は比較的リーズナブルなものも出回っていて、さすがに「ドンペリ」とまではいかないまでも、3000円〜5000円くらいでもおいしく飲めるものもある。
個人的におすすめなのが、フランスのシャンパーニュ、Piper-Heidsieck Brut「パイパー・エドシック・ブリュ」だ。デザイナーのジャンポール・ゴルチエがボトルデザインしたこともある有名銘柄である。味は飲めば分かる。
せっかくだからたまには贅沢してみようと思う人には、朝シャンをすすめよう。朝シャンとは、朝にシャンプーして髪を洗うのではなく、朝からシャンパンを飲む行為のことを指す。
ちょうど今年はクリスマス・イブが金曜日、次の日は土曜日で休みの人も多いだろう。
朝からふらっふらになりながら、シャンパーニュで朝食なんて洒落てみてはいかがだろう。
(洒落てるのか?)

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