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2010年3月30日火曜日

「ブルデューを読む」@common's cafe(中崎町)


フランスの社会学者、ピエール・ブルデューの著書「ディスタンクシオン」をベースにして、石井洋二郎著「差異と欲望〜ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む」を入り口に、現代日本の様相を読み解くにあたり、「文化資本」という概念はどういう視点を与えてくれるかについて話し合うトークサロンに参加してきた。
出演者は、おなじみ編集集団140Bの編集責任者で著述家の江弘毅氏と、common's cafeの主宰者であり(財)大阪21世紀協会において企画、プロデュースをこなす山納洋氏の二人だ。

そもそも「文化資本」とは何か、ということから入り、経済資本との関連づけや関係性を分かりやすく例えを小出しにしながら、読み解いて行く。
資料のレジメを読みながら、二人の熱いトークが会場に集まった参加者にも浸透していくのが伝わってくる。みんなで学ぼうという空気をシェアしようという空間になっていくのが分かるのだ。
内容についてはここでは詳しく書けないが、参考文献として、神戸女学院の内田樹先生の「街場の現代思想」(文春文庫2008年)や、南田勝也「ロックミュージックの社会学」(2001年 青弓社)などがとりあげられてた。

「努力したら負け」という文化資本主義社会のルールがここ日本で確実に浸透してきている。
「努力しないで、はじめから勝っている人が総取りする」社会原理。
ひどい話だと、内田先生はそう本のなかで述べている。
そして、
ひとつだけ救いがあるとすれば、この社会における「社会的弱者」は自分が「社会的弱者」であるのは主に「金がない」せいであって、「教養がない」せいでそうなっているということには気がつかないでいられるからである(教養がないから)。


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