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2010年5月5日水曜日

FM COCOLOにみるラジオの新たな試み


ラジオの在り方が少しずつ変化してきている。
今年3月15日から実用化試験配信が始まったラジオ放送のインターネット同時配信「radiko」をもうすでに利用している人も多いだろう。
オリコンの調査によれば、配信開始から1週間で523万ストリーム、webページのアクセス数は、約4710万ページビューにおよび予想をはるかに上回る結果となっている。
そんな状況のなか4月3日から、大阪の第3FM『FM COCOLO』が「Whole Earth Station」をキャッチフレーズに45歳以上のリスナーをターゲットにしたFMステーションとして生まれ変わった。ターゲットをはっきりと打ち出したラジオ局はFM COCOLOが初めてであることから注目されている。

1970年前後にアメリカで刊行された「Whole Earth Catalog」は、現在世界中で通じるエコロジー的な考え方やサステナブル・デザイン(環境問題などに対する取り組みや社会貢献活動)の基本思想にもなっており、「Whole Earth Station」はこれをもとに音楽や海外への好奇心が強い大人のリスナーと共に成長するFMステーションをめざすキャッチとして設定しているものだ。
さらに関西で若い世代から絶大な支持を得るFM802の協力によって番組を編成、制作している点もおもしろい。
かつてFM802を聴いて育ったミドル・シニア層をターゲットにしているため、FMステーションとして実績のあるFM802の協力は必然ともいえる。なぜなら彼らスタッフやDJもリスナーと同じく20年以上も年を重ねているので、現在のターゲットである10代から30代前半を対象とした同局の選曲や番組構成にギャップを感じているにちがいない。
かつてFM802で活躍していた番組やDJも復活して現在活躍中のDJも名を連ね20年前にFM802を聴いていた人は懐かしく感じるプログラムを放送するなど他局には実現できない個性が新星FM COCOLOにはある。また今後FM802主催のオムニバスフリーイベント『Meet The World Beat』のような独自のライヴイベントが開催される可能性も考えられる。
FM COCOLOとFM802のコラボレーションによるラジオ局発の新たな試みに今後も注目していきたい。

http://radiko.jp/

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