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2010年8月23日月曜日

男前豆腐

はじめて「男前豆腐」を食べたのは、東京に住んでいた5年くらい前だったか。
その味の美味しさに衝撃が走ったのを今でも覚えている。コンビニのローソンに売っていたのだから。
それから数年を経て、一躍有名ブランド豆腐に躍り出た「男前豆腐」
今ではその商品のラインアップの多さに目を奪われてしまう。関西のスーパーでも取り扱っている店舗が増えたと感じる。


この「マサヒロ」は本当に実在する製作に携わった従業員の名前だそうだ。

現在、男前豆腐店(株)の年商は約60億円という。2005年に設立してわずか5年でそこまでの企業へ成長させた社長の名前は、伊藤信吾氏(1968年生まれ)。
もともと父親の経営する会社にいたが、自身が開発した「男前豆腐」が爆発的にヒットしたのを境に経営理念の違いを理由に独立する。
当初、職人たちからも味を認められなかったが、従来の製法とまっこうから対立するやりかたでその信念を貫き通した。それまでのあっさりした味とは違う濃厚なまったりとした味で、醤油などつけずにそのままでもおいしく食べられる。
こうしてまたたくまに大ヒットしていった「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」はものすごいスピードで認知されていった。
ネーミングのユニークさや、パッケージによる他社製品との差別化が功を奏してブランド戦略に一役買った。たしかにインパクトのある商品名がずらりと並んでいる。
「マサヒロ」や「ケンちゃん」などは実際に製造に携わった従業員の名前が使われている。
ホームページも凝っていて、社長自らがボーカルを務めるバンド•◯出ダメ男で社歌「ノリノリ野郎」が流れていたりする。イラストレーションもここは、豆腐屋のホームページかと一瞬戸惑ってしまう。さらにカラオケで配信したり、ゲームセンターなどに設置しているガチャガチャ(関東ではガシャポン)でオリジナルグッズを提供したりして、ブランドの認知を図っている。
いまでは本社の工場がある京都をはじめ、茨城や山梨にも工場を作った。鮮度の高い商品を全国規模で提供するまでになっている。
さらに海外からも熱いラブコールがきているらしい。
どこまでいくのか「男前豆腐店」
やっぱり最後はみんなから「おっとこまえやな〜」と言われ続けていてほしいものだ。





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