「本の雑誌」の人気連載「ミーツへの道」が単行本化。
いかにしてミーツが創刊され、街的雑誌としてその地位をきずいていったか、そして街と向かい合い、人に触れ、店を飲み食いしたおし、街そのものを編集していったか、豪快にかつおもろく書き下ろしている風雲録。
関西のみならず、全国に影響を及ぼした伝説的三都本の話や、地下鉄ポスター撤去事件の話など歯に衣着せない痛快な実話がこれでもかと登場する。
街場というコトバを浸透させ、路地裏の陽のあたらない小さな店にまでスポットをあてつづけた功績は大きい。
時代が雑誌の力で大きくうねり、広がった世代を駆け抜けて今にいたるまでを一気に読ませてくれる。
必読の一冊。絶対買って読むべし。
『ミーツへの道』街的雑誌の時代 単行本(ソフトカバー):256ページ
江 弘毅著
本の雑誌社(2010 6/2)
¥1680
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