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2010年6月7日月曜日

広告について考える

地下鉄四つ橋線、西梅田駅にAppleのiPadの広告が掲示している。
社名のロゴマーク、iPadという文字、それにiPadをひざに乗せて使用している人の上から目線の写真だけのシンプルな広告。
たったこれだけで見事に広告としての役割を果たしていると感じた。
すでに発売されているiPadは多くのマスコミによって取りざたされ、おそらく多くの人はその名前だけでも知っていることだろう。さらにアップルの製品であることも承知しているだろう。

海外の企業がつくった製品であるにもかかわらず、無駄な説明など一切ないシンプルさ。
日本のメーカーの広告と比べてみてもその違いは歴然だ。電車の中吊りや駅のコンコースのポスター、街中の液晶ビジョンなど派手に広告しているものばかりであまり伝わってこないと思う。
もしくは有名タレントを使っているものも目立つ。タレントには目がいくが、製品にはいかないことのほうが多い。携帯電話の新製品の広告などはその典型だ。
なぜこうも違うのか。

製品に圧倒的な自信を感じることが広告からよみとれる。最高の製品を提供してるという自負。
日本のメーカーの広告からはそれが感じられない。残念なことに。自信がないからあれやこれやと説明したりタレントに頼ったりするのではないだろうか。
それはつまり企業の姿勢をも推し量ることができるのかもしれない。
本当にコンシューマーに向けて製品をつくっているのか、誰に対してアピールしているのかが問われている。



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