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2010年1月31日日曜日

BAR 階段室







小雨降る肌寒い夕方の5時、先日訪れたB M C(ビルマニアカフェ)本部へ再び行ってきた。
今回は「BAR階段室」というイベントに参加するためだ。
オープンする5時半より少し前に着いたので会議室を覗く。猫リズムさんが作業をしておられたので挨拶する。前回は何屋さんか分からなかったが、小物などを展示販売する雑貨屋さんということが判明した。モロッコやベトナムの雑貨を扱う「nora」さんも営業していて、店主と初めて会うことができた。
そうこうしているうちに人がだんだん集まってきてBAR階段室がオープンした。メニューは上の写真のほかに社長室に具だくさんの粕汁が用意されていてとてもアットホームな空気がただよう。
振る舞い酒のにごり酒が微発泡だったのでみんな驚いていた。
寒さを和らげるホットウイスキーをおいしくいただきながら初めて会うかたとも、きさくにおしゃべりを楽しむ。ゆるやかでとても和む空間に時間が過ぎるのを忘れてしまいそうになった。


2010年1月27日水曜日

讀賣新聞 展望2010


今日の朝刊14面の記事。「懐深い 伝統と暮らし」というタイトルで文化・生活部部長の石垣朝克氏が書いている。

「くらし面を担当していた生活情報部と、文化、芸能面の取材をする文化部が昨年10月に合併して、『文化・生活部』になった。しかし、まったく異なった分野が統合したのではないと思っている。
東京から転勤してきた記者は赴任直後、「大阪の言葉は難しいんや。『ホンマにアホやな』と言っても、単純にけなしてるとは限らへん。否定的な言葉でも話の流れで最上級のほめ言葉になり、逆に『エエやつやな』と言ったら皮肉にもなる」と取材先の作家に教えられて驚いたことがある。
「太閤さん以来の商都の伝統が、相手を気遣い、傷つけないよう言葉にいくつもの意味を持たせて発展させたんですね。懐の深い文化的な街だと感じて好きになりました」と話す。
関西は、邪馬台国論争の舞台となる時代からの長い歴史があり、今年は平城遷都から1300年にあたる。伝統芸を中心とした上方文化が栄えた京都や大阪、外国の文化をいち早くとり入れた港町の神戸など、地域に根ざした文化が、そこに暮らす人々の生活にとけ込み、連綿と受け継がれている。
長い歴史とそのなかから生まれた文化。それが幾重にも重なり、土壌となってその上で人々が育ってきた関西。伝統と文化の奥にあるものも人々の心も根っこは同じ。それが関西だと思う。
人々の日々の暮らしには、喜び、悲しみ、悩みがつまっている。生活に根づいた文化は、そんな暮らしを映すものだ。今を生きている人たちの暮らしぶりと、そこで育ち続ける文化を伝えていきたい」

石垣氏の想いに共感した。関西の街を取材していると、その街特有の匂いや、空気、色を感じることが多い。同じ市内でも町ごとに特色があり、町内でもエリアごとに空気が違ったりする。その町やエリアで生活する人たちのリアルな声や表情を、ストレートに紹介していきたいといつも思う。どんなに小さなコミュニティでも存在意義があり、皆そこでお互いを支えあって生きている。もしくは参加するだけで幸せを感じたりしている。
もっとたくさんそういった小さな共同体や個人をフォーカスしていきたい。そしてその動きはすでにいたる所で始まっていることを伝えたいと思う。
街は日々繰り返される出来事の中で、さまざまな表情を見せてくれる。だから面白い。
街をもっと楽しもう。

2010年1月21日木曜日

B M C(ビルマニアカフェ)












京阪天満橋駅から歩いて5、6分のところにある鉄道広告社ビル。この二階にB M C(ビルマニアカフェ)本部がある。今日はここへ訪れた。
会議室のスペースを間借りできるということで、物件を見に行くためだ。小さなスペースが間仕切りされていてすでに何件かが借りられていた。




写真・上は、「応接室兼キオスク」の外観で、イベントの時は「BAR階段室」になるカウンターが出現する。「社長室」もあり、今後会員制のイベントスペースとして利用する予定だとか。
'60〜'70年代のビル好きにはたまらない空間になっている。


上は「猫リズム」さんのブース。何屋さんなのか謎である。
他にはアトリエとして借りていたり、オリエンタルな雑貨を扱うお店「nora」などがあり用途は
オーナーの個性が活かされる。
ここを拠点として使いたいと思案中なのだ。春には活動を開始したいと計画中。






大阪天満橋から、神戸は三宮へ移動。ハンター坂にあるギャラリー島田へ行く。
今月12日からやっている画家・石井一男個展を観た。
石井さんは現在66歳、神戸を拠点として活躍する画家である。先日のテレビ「情熱大陸」で
「奇蹟の画家」として全国放送されて話題となった人である。
去年の暮れに発売されたノンフィクション作家、後藤正治氏の本『奇蹟の画家』をギャラリーで購入した。するとギャラリー内に石井一男氏本人がいるではないか。係の人にすすめられて本にサインを頂いた。思わぬサプライズにココロが躍った。


2010年1月13日水曜日

ナカノシマ大学@追手門学院大阪城スクエア

               写真・大迫 力(140B島民PRESS編集)

寒風吹きすさぶ中、天満橋駅から徒歩5分。
大阪城が窓から丸見えの小ホールで、「京都の味、大阪の味」と題しておこなわれた今年1回目の講座に参加してきた。
講師は、辻調理師専門学校で日本料理技術顧問をされているテレビでもおなじみの畑耕一郎さん。目からウロコの話がでるわ、でるわのオンパレード。
「京料理」って何?「大阪料理」ってどんなもの?食をめぐる京都・大阪の比較文化論が展開されたが、ほとんど大阪のことだった。はもも、牡蠣の土手鍋も、あらだきも全部大阪から広がっていった。昔の町人(商人)によって食文化が発展していったのは有名な話だ。
大阪の料理(なにわの料理)の語源が、魚庭や菜庭だとは初めて知った。天下の台所、くいだおれの町といったよびかたはあまりにも全国区だ。
せんば汁、半助豆腐、あらだきなどは大阪の郷土料理になるらしいがあまり見たことがない。
はもかわ(はものかわ)がつるして売られていたとか、はものかまぼこがあたりまえのように作られていた。今はほとんど消えてしまっている。
そば屋も実は大阪にはたくさんあったといい、「すなばそば」は新町のあたりが発祥なのだそう。
はりはり鍋も、水なすも、恵方巻きもみーんな大阪。恵方巻きなんかはコンビニが全国に広めてくれたようなもんだ。でも畑先生は「なんで大阪巻き言わへんねん、宣伝不足や」と嘆いていた。
だしの話は興味深かった。こぶと鰹節の出会い。こぶロードの途中の町。

「食い味」が大阪の味、なんのこっちゃ。
ざんぐり(おおざっぱな)の料理が大阪らしさ。はんなりは京都か。
このふたつのあわせわざが日本料理の真髄なのだと・・・。
そして結論。食材や調味料が流通していて、情報が入りやすいこの時代において、全国の日本料理に味の差はないというオチだった。












2010年1月9日土曜日


新年そうそう本を4冊も購入した。うち2冊はすでに届いた。
女優の羽田美智子さんが出した京都のガイドブックと、著名な作家の方々が猫にまつわるエッセイを書いたものを編集した文庫本。
そして城島充さんの書き下ろし「にいちゃんのランドセル」。これは阪神・淡路大震災のときに亡くなった少年の弟が主人公のドキュメンタリー。もう一つは「次に来るメディアは何か」という新書。
けっこうバラエティーだな。はやく読破したい。

2010年1月4日月曜日

国民読書年 2010

「じゃあ、読もう。」
今年は、財団法人 文字・活字文化推進機構が提唱して、国会でも採択された「国民読書年に関する決議」による国民読書年に制定されている。
BRUTUSの合併号や、地下鉄のフリーマガジンOPPiなどが読書を勧める本の特集をしている。
OPPiは「書を求め街にでよう。おしゃれ本棚へGO!!」と題して近頃セレクトにこだわった古書店やブックカフェ、バーなどを詳しく紹介している。
BRUTUSは「本が人をつくる」53人の読書地図 と題して本読みの頭の中にある本との出会い方、接し方、選び方を可視化していく。
さまざまな分野で活躍する人々をつくった本が選ばれる基準は、どんなものかということを23人が語る453冊でひもとく。
そして偉人30人を読む150冊で古今東西の偉人達と対話する。
どちらも充実した中味のある雑誌作りをしていると感じた。
日頃あまり本を読まない人も、この機会に読書に耽ってみてはいかがだろうか。

2010年1月1日金曜日

初日の出@掬星台




新年あけましておめでとうございます。
元旦の朝は摩耶山の掬星台へ初日の出を見に行きました。ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで展望台までは約20分。気温氷点下4度。足の先が痛いくらい寒かったです。
すでにたくさんの人が日の出の瞬間を見ようと集まっていました。
時刻は7時6分。到着した時はすでに7時10分を過ぎていましたが、雲が下の方にかかっていてまだ太陽は昇っていません。寒さに耐えながらしばらく待っていると周りがざわつきました。いよいよご来光がおでましです。
その瞬間はとても感動的でした。今年一年がとてもいい年になりそうな予感がするすばらしい
初日の出を見ることができました。